本書はマイケル・チェーホフ自らの俳優としての実績に裏打ちされた多くの例題を実行
することで自然に心を解放し、硬直した身体を解きほぐす。まさに実績のための書である。
マイケル・チェーホフの役への変身は驚異的で、今なお語り継がれています。
本書に記載された訓練内容は俳優の感性に直接に訴えかけてくるものです。 （スタニスラフスキー、リー・ストラスバーグは論理的で私たちの理性に訴えかけてきます。） 彼の訓練の目的は、心理と結びついた非常に繊細な俳優の身体をつくることにあります。

「演技者へ！−人間・創造・表現−」
著者　マイケル・チェーホフ
訳　ゼン・ヒラノ
晩成書房￥2,000

. 		偉大なるスタニスラフスキー、マイケル・チェーホフ、ワフタンゴフ、スレルジツキーの
4人のロシアの演劇の巨匠たちが実践し成果をあげた３０６の演技エクササイズを紹介。
ザ・アクターズスタジオにおいて師リー・ストラスバーグの元、ザ、メソードアクティングを修得した ゼン・ヒラノが注釈を加えた本書は、まさに読者を演技芸術の本流へと誘う事だろう。


「演技エクササイズ306」　
著者　M　ゴードン
訳/監修　ゼン・ヒラノ
晩成書房￥2,100


ストラスバーグはその晩年、「人間の心を開くこの俳優訓練法は、むしろ一般の人たちにこそ、役立てていくべきものではないだろうか」と、愛弟子のゼン・ヒラノにしばしば語り続けてき た。
それはこの訓練法が、俳優が自分自身の心や感情と向き合うことで自縛から離れ、人間の心や感情を自由に、自在に、そして自然に表現するという、演技者に必要な目的を達成しえたからだった。
その意志を継いだ「ゼン・ゼミ」での俳優訓練の具体的な訓練法と、その心と身体の働きを、章を追って描く。

「感情の解放」
著者　ミユキ・ヒラノ
角川学芸出版￥1,680